外国人エンジニアとコミュニケーションを取るコツ

外国人エンジニアと一緒に働いてグローバルに活躍しよう

コミュニケーションの取り方を理解しよう

コミュニケーションの取り方を理解しよう

曖昧な表現は危険

あらゆる方法で伝える

外国人エンジニアとコミュニケーションを取るのにはコツがいります。重要なのは、こちらの意図を相手が満遍なく理解できるように伝えることです。口頭だけでは伝わらない情報も多いので、スクリーンショットなどを活用して視覚的にも情報を伝えるようにしてください。また、ペアプログラミングを活用することで、既存の仕様をインプットしやすくなります。ディスカッションをする際も、文字に起こして議事録を残すようにしてください。

コミュニケーションのスタイルが違う

言葉だけでは伝わらないと感じた場合、ボディランゲージを活用します。しかし、文化の違いによって誤った意味で情報が伝わることもあります。そのため、ボディランゲージを活用する際は、その動きがどういった意味を持つのかを理解しなければなりません。暗黙の了解が多いコミュニケーションのスタイルを「ハイコンテクスト」と呼びますが、アジア圏やアラブ諸国はその傾向が強いです。聞き手側に行間や空気を読むことを求めるコミュニケーションのスタイルで、どちらかといえば日本人寄りです。また、アフリカ諸国やラテンアメリカ、ラテンヨーロッパなども、アジア圏ほどではありませんがハイコンテクストなコミュニケーションを好む傾向にあります。
一方で、欧米諸国は言語中心のコミュニケーションスタイルです。直接的なコミュニケーションが得意なので、シンプルかつ明確にメッセージを伝えようとします。曖昧さを回避するための有効な手段ですが、遠回しな表現が得意な日本人にとってはメッセージが直接的で過激に感じるかもしれません。そういった表現に驚くこともあるかもしれませんが、それは悪意が込められているのではなく、元々のスタイルであることを理解しましょう。

必要な情報を漏れなく伝えるためにも

スタイルがそれぞれ異なるため、お互いの表現を理解した上でコミュニケーションを取る必要があります。日本人エンジニアが多い現場ではどうしても「空気を読む」「周囲に合わせる」という雰囲気になりがちです。しかし、そういった文化がない外国人エンジニアからすれば、重要な情報が伝わらず、仕事に対してどう取り組めばいいか分からなくなってしまいます。モチベーションや品質の低下を招く恐れがあるため、間接的な会話や遠回しな表現で伝えることは避けてください。外国人エンジニアとコミュニケーションを取る際は、オープンな姿勢で直接的な表現を心がけましょう。